そしてさようなら/瑠音
 

願ってしまった
明日の雨と
日曜日の晴れを
とてもとても傲慢に
願ってしまった

彼女の肩に雨が降るところを想像してのどを押さえて
くっと声が漏れる
愚か者の声にしか
もう
聞こえない


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