最後は泣かずに/秋葉竹
風音が
そっと耳打ちする丘で
虹呼ぶ小雨がキラキラ光る
希むなら
こんな命は貶める
僕は僕より君が好きだよ
最後まで
心がわからないひとと
云い棄てちまうように別れて
あしもとを
ずっとみているヒマだから
道はいつから舗装されたか
いじわるな
ほほ笑みだって好きだった
だから最後は泣かず笑って
寝がえりを
うった背中は震えてる
今夜世界が終わるみたいに
やさしさは
弱いことではないんだと
青空吸い込みやさしくなれそう
さみしげな
睫毛がすこし気になって
一目惚れってこれかと想った
愛なんて
やさしい雨の数よりも
野にも山にも街にもただ降る
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