夕刻の軌跡/
ひだかたけし
立ち現れる
或るもの 或るもの
また或るもの
この冷えた肉身に
温かみ
恵み与えては
ひょっと浮き出し
其処此処に
有り有りと在り始め、
私もまた
此処に或るもの
ひとつ
確かあるもの
と 、
この脳髄を
ゆっくり掻き混ぜ
うねりにうねる
力動の
私でありながら
もはや私ではない
意識の所作の
ゆっくりゆったり
わき起こす
歓びにみたし
血まみれになりいく
この時代此岸に
この私を在らしめる
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