深閑の間/ひだかたけし
 

戻り道、
静まり返る森林の
木立の佇まいに
想わず身を正し
改め新たに観入る
私は誰か

自らに問いただしつ
思考生動に身を任せる

 ──

渦巻く宇宙に吐き出され
今此処に居る我、
樹木の影の如
陽が照り射し込みて
充実する暗の静かさに

きょとんと眼差し在るもの

意識の奥処へ続く途 、
瞑目すれば
また青き透空彩の許
光帯の緩やか弓なり
伸びる伸びる
伸び続け

拡張しては
収斂し
収斂しては
また拡張し
横溢する
自らの力を
炸裂させ

  ──

遡行の未知へと
新たな己を回収し
独自の時を紡ぎ重ねる 、

我、妙なる脈動木立の沈黙掬い取り
滅びの断崖に立ち現れては遥かを臨み

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