沈丁花/
伊藤透雪
春のぬるむ日
路地の軒先に咲く
沈丁花の香り
小さな花がたくさん付いて
ふわりと香る艷やかさ
焚きしめた香は好みかえ
そんな問いを空想する
ええ、ええ、
美しい香りですとも
爽やかな微風に
目を細めて
大きく息をしたら
胸いっぱいに花が咲いた
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