栖/
弥生ド陽
透明からこぼれ落ちるのは
燈火の陰に隠れる少女
何故やら烏ばかりが近寄る
砂浜で 波に怯えれば
こんな処で宇宙は満たされる
そして また それすらも
ただ透明に還ってゆくに過ぎない
浮遊する考える者たちは
江戸川乱歩を盾にして
少しばかり邪悪な存在に欣ぶ
ただ愉しければ それで良かった
それがただの小さな愛だった
暗闇がふと呟く
そんなこともできないから
私は側に居ると
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