残光よ/秋葉竹
 

 

品定め
されてる苺のひと粒に
わたしもなった「伸びて 指先」


案の定
裸のままでペンギンが
トコトコ歩くよな恋だった


守るため
不安と闘う早朝に
神に祈った そして風にも


あとさきを
考えないで失敗を
する血を流し 恋に刺されて


ありがとう
それしか云えず悔しさに
泣くしか無かった心は迷路


もしそんな
傷を消し去る塗り薬
あれば心に塗りたくるのに


ボリュームを
下げて欲しいと云ったのは
聞き逃すのがヤだから声を


幸せを
諦めなくてよかったと
ふたりの部屋に流れる残光







戻る   Point(1)