新・呼吸/自画自計
 
苦しみを少し抜けて 病み上がりの足取りが
僕の視界を拾う

前に進むことを許された顔で
僕は言葉を選び始める

僕が僕を許せずとも この街が僕を認めている
君との別れを受け入れた時の様に

僕にあらがい 街にあらがえず
小さな僕を知る

詩など書きたくもない
そんな気分で
詩を書いている今

まるで感想文のような手紙で
論文の様な契約書で
苦さが口いっぱいに広がり鼻を刺す

夜が来ると知っている だから今日を始められる
愛があると信じている だから恋を始めてしまう

これだけが今の僕
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