小説の習作 原稿用紙三頁 #24/田中教平
 
中の家にユウスケ一人取り残される形になった。そのときにはユウスケはSグループの大手企業の、地方の工場勤めの身であって、通勤を加味すると、その山の中の家に残らざるを得なかった。
 ここで、ユウスケと、実家の距離はかなり遠くなる。
 その後、ユウスケは、この人、という人、カナと出会い、結婚した。
 しかしカナと暮らすに山の中の家は不便、という事で、アパートを借りた。しかしそのアパートもSグループの工場の退社に合わせて離れる事になった。
 実はその工場では彼は障害枠で雇用されていたのであるが、理解、そして力のある部長が異動になった途端、工場内の統率がとれなくなり、皆、勝手な事をしだした。ある日、
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