春と螺子/田中教平
 
思いがけず
昔の知り合いに会って
微笑み合い
孤立無援に帰れよ


シャッターが閉まっている
商店街を 朝
抜けてゆくのもいい


螺子のしなり
詩の為に 詩を書いた春の思いも
まっさらに抜け
須らくあたらしい詩句を開拓すべし

その為に
微笑み合い
孤立無援に帰るよ








 
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