いきさせたまえ/秋葉竹
 
 

なんどでも
なんども胸の奥に書く
生きてくことって勇気もいるよね



罪よりも
胸を泣かせる歌を聴き
この身に堕ちろメロディーも詩も


ただうたが
疾しい生を洗うから
なんだかそこに縋りたくなる


さてかつて
無敵と信じた愚かさを
まとった心の闇で咽いだ


いき急ぐ
のが天才だと憧れた
白髪を知りただ生きのびたい


てのひらの
上に乗らない幸せに
つい牙を剥く蒼き疾走


いくたびも
いままた胸の奥で燃ゆ
生きていたいという赤い嘘


いき急ぐ
のが素敵だと憧れた
白髪をへてただ生きのびたい


いきたいようにいきさせたまえ
いきたいようにいきさせたまえ


その夜を
いつかむかえることとなる
せめてそれまでいきたいように




生きてゆく
ことって勇気もいるよすが
流れ流されなお生きるのだ







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