小説の習作 原稿用紙三頁 #16/田中教平
ユウスケは二日酔い、の頭を抱えながら、インターネットのコメントの返信を行っていたが、誤字脱字が多い。一つのコメントを書くに一時間半かけていたらば、この先が思いやられる、と思った。
Xは元々、アカウントの利用をやめてしまっていた。今、考えれば痛恨の極みだったかも知れぬ。
──と、ここまで書いてユウスケは、これが一体、面白い、楽しい事なのであるか、問うてみた。
と云うのも、ユウスケは小説募集のサイトで自分の作風に合う所が無いか、考えて探ったのであるが、角川文庫が一代でエンターテインメントへ方針を切りかえた事、又、何度かのライトノベルの盛況もあって、彼の書くものは何処にも相手にされない形であ
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