あられ雪の夕べに/伊藤透雪
 
あられ雪が帽子のつばで弾け
風は強くなってきた

小さな礫が降りしきり頬を打ち
道を流れる積りもせずに

寒さが身にしみる道で
人の夕べに立ち
黄色信号で止まる

流れるまま考えないことが
足を進ませない
青信号を待っていて
いつまでも
空(から)なのが今の頭痛

食卓には質素でいいから
おかずを並べて
ご飯をたくさん食べたい


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