「あなたはまごころを忘れていませんか?」まごころを失ってしまいそうな現代日本を神の視点で描く、大人の.../ジム・プリマス
 
めてやった、くらいのことで、気にもしていない。それは気持ち悪い虫を靴で踏み潰すのに似た快感すら、そこにあった。
 
天照《あまてらす》は嘆いていた。「差阿津播輪厄子」には神の加自分の加護は与えられない。

「日本人」ではないからだ。その理由は明らかだ。「差阿津播輪厄子」には「まごころ」がないからだ。

国常立ノ尊《くにとこたちのみこと》さまが蘇られて神霊界は復活して、高天原は再生した。しかし神代の頃から変わらない掟は存在していた。

それは、「まごころ」のない者は本物の日本人ではない。本物の日本人にではないものに八百万の神々は加護を与えることは出来ない。ということだった。


[次のページ]
戻る   Point(0)