雪と心/杉原詠二(黒髪)
私の心の構造が
私を駆動する
雪玉を転がして
大きく膨らませよう
雪は柔らかくて
形がどれだけでも変わる
色んな形を作れる
だから僕らも
心を雪玉のように使って
様々なものを作り出そう
雪は白い
心の色は分からない
照り映える心は
何色でもない
ゆえに空にしたがおう
雪が空から降ってきたように
私たちの心も
あるとき上から降ってきたもの
それを持っているということが
私たちの愛を自証している
私たちの愛は壊れやすいのだ
それゆえに価値がある
そして壊れやすい愛が集まったとき
人類は偉大な行為をする
人は救われ得るものだ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)