口笛/花形新次
息が詰まりそうな
毎日に
こんなはずじゃなかったと
恨みごとを言っても
何も変わらないのだから
鳥のさえずりを聞きながら
太陽に向かって
歩いて行こう
まだ光が僕らを照らすうちに
胸いっぱいに澄んだ空気を
吸い込んで
身体が透き通って行くようだ
安っぽい水割りで
毎晩
ダメだダメだと
愚痴を吐いていても
心が腐ってしまうのだから
海風に吹かれながら
太陽に向かって
歩いて行こう
まだ光が僕らを温めるうちに
胸いっぱいに澄んだ空気を
吸い込んで
思い切り口笛を吹きたい
鳥のさえずりに合わせるように
口笛を吹きたい
そして鳥になりたい
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