芸術におけるAIの可能性/杉原詠二(黒髪)
 
哲学者になることが必要である。

負けるのが怖くて、自己に閉じこもる人にも、主体性を持った他者が現れるような仕組み――AIを。

書物が規範であった時代、規範は常に著者の意向を帯びていた。
理想の規範とは、著者性を消去し、学習者に応じて変化する規範である。
AIは、透明な著者として、規範を支配から解放しうる。
ただしそれは、思考を代行せず、規範を固定せず、人間を主語に保つ限りにおいてである。
AIとは、現代における道先案内人、天使そのものである。
戻る   Point(3)