薄暮の体温/凍湖
午前3時は特別な時間
夜にしては深すぎるが
朝にしては浅すぎる
電車も眠っている
新聞配達もまだ来ない
そんな時間に血が沸騰して
少しも動けない
日常に
正解の行動があるとして
それに従って生きるのは
だれか
わたしか……?
灰色の時間泥棒だって
時間泥棒になる前は
丸い頬の紅いこどもだった
そう、モモのように
蟻地獄の巣のなかでもがいてアラームをセットする
わたしでいるために
睡るのも起きるのも困難だ
明朝の体温は何度?
36℃……また、そうか
また日があくる
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