生存関係と対肉体/鯖詰缶太郎
 
履歴書に書けるだろう。
「逆走」の感覚だけが
十代の頃を切り刻んではいたけれど
もう、月曜日
ジャンプが並んだ朝のコンビニで
鳴かずに済むのだろう。
ふしゅう、るう、るう
ふしゅう、るう、るう

口端から
漏らし漏らされ
鳴き音が
くるわない程度に
少しずつ、少しずつ、
耳、触る事はなくなるのだろう。

崩れた音が反響して 跳弾して
「進める」器官が骨折しきっていても
関係ないと
酸素を止めて 仕切りなおさなければ
身体がもたないというよりは
「呪い」が もたない。
だなんて
まだ なにかのせいにしている。

毒が入っている事が当たり前のように
考えるのをやめましょう。
と 小学校の帰りのホームルームで
言った事があるだけの
夏にうるさいだけの虫なのです。

「ほどほどだ。
高橋、ほどほどだからな。」

高橋に聞こえないように
だけど、ちゃんと
どこか卑怯者ではないのだと
いいわけが出来るように
波動、終わりかけの微細な煙に
あわれにうつるように
鳴き声をのせた。


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