朝のハロー 、陸沈ノ霊性(2) /ひだかたけし
透明な朝に澄んで
ふと目醒めた喜び
今此処に住み移れば
瞑目意識の視界に又
進む時の伸び拡がり
するする円環し昇る
無限螺旋の瞬間に
透明な菱形立体図形
ぽかんと浮かび上がり 、
ひかりのなかを
ながれるえいちが
いきている
ひびくひかりの
しこうのうなばら
いろづきながら
おわることなく
なみだちなみうち
ほら!溢れ来る、内から内底から
人の中に在る光、未来へ繋ぐ意志を
生きて生き抜き育て次第に確かにし
断崖絶壁から何も無い果てを観入り
自ら起こす力動の渦に太い綱を張る
やがてどよめく海原から
光輪帯びる意識のなか
透明な朝の久遠の一瞬、
開けて澄み渡りまた閉じて
次なる場所へと住み移る私 、
直進する時の戻りにもう拘り無く
常に途上に生き一処に逗まらず
己を横切り次第に武装解除しながら
墓標の立つ迄、只々ひたすら移動する
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