生きる理由/りつ
 
希望が無くなれば
ひとは闇雲に生きるだけ
いや、
生きることさえも
止めてしまうだろうか
漫然と息をするだけの存在には
なりたくない

花を愛で空を愛し
風の音にも物語りを感じる
それは虚しい生き方だと
或るひとは言うだろう

欲は
日々の僅かな食事と雨風凌げる寝床
それは浮浪者だと言うひとがいた
寧ろ野良猫と言ってほしいと返した

パヴァーヌがいつも呼んでいる
舞踏の足を止めるなと

創作することが
生きる理由であるならば
食事を取るように眠るように
呼吸するように
書かずにはいられない
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