雪に紛れて消えていく/
這 いずる
降り続ける雪の無音が
しんしんと降る滑らかさが
私の心だ
酷く冷たく
粉々とすり抜ける手触りは
虚しさが手に触れていて
みんな悲しんでほしい
それを掴めずに
吐息が白く、手は冷たくて
空を待ち続ける
雪を
私の不甲斐なさを
自身の映る水溜まりが
無言
無言の抗議に苛立つ
私を探すことも
無意味だと暗い雲が言う
積もらない雪が
それから降り続けて
色のない人生が
冷たさに理解を示し
私の後ろ姿を見失い
ああ、冬だ、と思う
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