言祝ぎ年末/ひだかたけし
 
今生この年末の私に、
全て削ぎ落としつつ
渦巻き回転し続け
無常を圧倒し突き落とし
骨格を洗う如き木霊絶えず

今宵、天空に上弦の月
雲間に綺麗に耀き浮かび
やがて満月へと充ちて
新たな年迎えながら
このリズミカルな循環も
偉大な役目終えれば何れ
削ぎ落とされ突き落とされ

異なるリズム系を生み出し生かし
破壊し回収しまた新た異なるリズム系
生み出し生かし異なるが故に破壊し回収し

向こうから遣って来るもの向こうから遣って来る力、

肉体と云う異なるリズム系に依存したこの私の意識も 
絶えざる死と生を繰り返し迎えながら

熱狂し廃れる秩序粉砕し
幻滅
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