つち色のうた/atsuchan69
枯れた枝をゆする風が?
夢を失くした鉛色の砂を運ぶ
砂は吹き溜まりに積もり
赤いガラスの粒が、?
虫の死骸や?
いつかの木の実、?
藁、
埃や毛玉とともに絡まる?
やがて畦道を転がり、?
擦れ、欠け、ぶつかり、
土の匂いのする響きになる
風はつめたい
空は水を抱えたまま
低く垂れている
吊るされた大根が謡う?
ひゅう ひゅう ひゅひゅう?
がまん がまん
風に削られた、
細く
かん高い声で
切れ切れに謡っている
まんず正月来るど
おらの村さも 正月来るど
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