ルービックキューブとWHY/真礼美
 
ルービックキューブを子供に貸した
大事なものだから後で必ず返してねと
ルービックキューブは返ってこなかった
代わりに私がその子の首を絞めたことにされ、
警察が家に来た
私は仕事を辞めた
こういうことがもし、起こってなかったらどうなってたかと
も思うけど、将来がこっちに向いていないということが
早めにわかってよかったと思う


学童はいまや、100人単位である。
ものすごい騒音である
聴覚過敏な私は主任に相談し耳栓をつけたが
会話が聞こえるレベルに合わせなくてはならないので
不安障害で乱れている私の自律神経にいつの間にか忍び込んで
帰宅後吐き気が一晩中とまらなくなり
辞めようと思った
精一杯配慮してくれようとした職場、障害者雇用でもないのに。
どうして去らなければならなかった?
私はもっとできたはずなのに。


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