クリスマスケーキと君と/ひだかたけし
 
起こることの
起こるべくして起き

この地この営みに
時代の去来もたらし

冬に凍える墓石こつこつと埋め
透きとほる哀しみ残響最中にも

内なる宇宙の想い不断に在らしめて

私の中に私のものでありながら
私のものではない思考力動の
刻み込むうねり抉り響響響

自らの脳髄に触知し始めると 、

自分は飽くまでも自分だと云う
幼きエゴイズム意識の終焉を迎え
放ち捧げ葬った先の花咲き開き

死と更生と久遠の母と*閑やか墓石に控え待つ








*ヘッセ『孤独への道』より引用
尚、原文は、以下。
「……
おまえの道のはてに、ふるさとはあるだろう、
そしてまた死と更生と
墓と久遠の母とが。」(ヘッセ詩集・高橋健二訳/新潮文庫)




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