ここに残したものは色褪せることは無い/ホロウ・シカエルボク
っとどこかに辿り着くために必要なんだって、もうどうしたって無理だって思ったこともそう、二、三回はあった、でも何故かそのまま沈む気にはなれなかった、しかたが無いから泳ぎ続けたよ、その頃には俺自身、これは何かを手に入れたいんじゃなくて終わりたくないだけなんじゃないかって思っていたんだ、終わりたくないってことはまだどこかで始めようとしているってことさ、それに気づいてからはとにかく泳いでいようと思ったんだ、変に考えることなく動くものとして動いていようとね、そうしたら随分スムーズに動くようになった、考えることは必要だけれど、ある一定のラインを越えたらそれ以上考える必要は無い、それ以上考えることは動くことの邪
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