心は孤独な自称詩人/花形新次
 
そんなに寂しいなら
そんなに寒いのなら
左の頬を差し出して
ついでに右も差し出して
オラッ、往復ビンタの
乱れ打ちだ!
バシッ、バシッ、バシッ
痛いか?痛いのか?
なら何故やめない
自称詩人を!
あまりの痛さに
頬がヒリヒリ火照って
寂しさも寒さも
忘れられるだろうが!
何、それでも私は書いて行きたいですだと
このー、中野重治の小説の
主人公みたいなこと言いやがって
それならもう100連発だ
喰らえ!
バシッ、バシッ、バシッ・・・・・


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