昇天の朝/ひだかたけし
まばら 言葉の散布
ちらちら舞い続き
専ら冷え込む
この朝に 、
真っ直ぐ射し込み
放散する陽光受け
あれまっ!
西の地平遥か
くっきりにょきっと
輝き浮き出る
富士の高嶺の白銀に
いななく宇宙の律動鼓動
青い青い天空いっぱい
漲り脈打ち貫入し
私の中へと解き放たれ
木霊し続ける普き思考の唸り
人の肉身を宿り木とし
横溢し溢れ出す光の想い
この私と云う、
独自の意識を鏡とし
自らを映し出しながら
謎と化すこの在る世界 、
又も新たに提示する
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