さくらこ・イズ・ビューティフル/百(ももと読みます)
 
たなのだ。夏の恋人からお聴きした内容として,「るびのこと、榎本さんは心配していたよ」そのとおりだと想う。



 ぼくは確かにきらわれものだ。目のまえで誰かにわるくちをいわれても、すぐに気づくことはできない。あとになって、ごく親しい詩人からお伝えいただいて、怒ったほうがいいのかなっていう気分になって、対話が生まれると感情的になっていた。



 いまは、うすくて遠くで鳴っているサイレンのように、のちに静かになるものだと、感情について考える。



 お話ししやすさNo. 1の友人がビックマックを食べ終わっても、もたもたとぼくはポテトフライをかたづけていた。冷めてしなっ
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