religion/ホロウ・シカエルボク
いないからだ、そうじゃない可能性もあった、俺は、そこらへんでテンプレ通りに生きている人間の仲間入りをする可能性だって十分にあったのだ、でも、結局のところ、俺はそれを諦めた、何もかもを世間的な標準的な感覚に委ねて、楽だけれどどんな学びもないような人生を生きるなんて絶対に出来ないと思ったからだ、どんな負債を背負い込むことになっても、自分だけの人生を生きようと決めたのだ、そして、こうして無数に書き残すものが、いつかその証になればいいと考えているよ。
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