健全という幻想と病いとしての夢物語/百(ももと読みます)
 
土壌に生まれたものです。甘い気持ちで生きてゆくこと、そればかりを続けては、いつか、ぼくの身体はチョコレートみたいに溶けてしまうことでしょう。



 跡形もなくとはゆきません。それも誰かの働きで、なす術もない自身のなきがらまでも粗末にするようではなりません。



 人生初の荒波なんて、サーフィンするほど楽しいものではないのです。それゆえに、ひとの波をかきわけて、夜になるまで働いて、お家でほうっと過ごすのです。



 ぼくも価値のある人間です。倖せになっていいのだと、本日、ようやく理解した次第です。

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