AM07:29/guest
淡い恋の思い出でも語れれば
もうちょっと
人の当たりも優しくなったんだろうが
思い出せば出す程つらいなら
忘れればいいというが
忘れたところで何が残るっていうものでもない
未来
私に遺されたものもきっと
目も当てられないような悪夢だろう、という気がして
覚めなければいけない夢があって
現実にしなければいけない事実があって
もうジョークにしてはいけない犯罪があって
淡い恋の思い出でも語ろうか
もうちょっと
君の隣に居たいんだ
たとえ覚めたらもう二度と思い出すこともできない
何もかも無かったことにできる都合の良い記憶でも
なんとなく大事にしたいんだ
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