ながれゆくもの/秋葉竹
 
笑顔は泣いていたんだろうな

嵐よりも
崩れ落ちる悲しみに翻弄されるちいさな舟
青い舟
青い時代
青い宇宙
青い悲しみ

夜を楽しみにして
どんな悲しみにも耐えるさ


ときはゆき、ときはすぎ


ヤベェ罪だらけの人生なんて
生きても生きても
どこにも辿りつけないんだって
ごめんね、

なんでもないんだっていうタイトルに
なにが含有されているのか
疲労か、
距離か、
つまびらかにされた
肯じ難い困難、か

胸を
サポートしてくれる言葉が欲しくて
あなたの詩を読んでいる

教えてください

あなたを抱いたけど
でも
この街を彷徨っている夜の
破滅しそうな興味本位を
けして消せやしない

このあとどんな悲しみにも負けないほどの
胸キュンが
やって来るのか
来るというタイトルが
眩しい、


ときはゆき、ときはすぎ







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