全行引用による自伝詩。 02/田中宏輔2
んだ
(ルーディー・ラッカー『空を飛んだ少年』第三部・20、黒丸 尚訳)
個人的な好みに左右されるようなことには正しいもまちがいもない
(オースン・スコット・カード『神の熱い眠り』4、大森 望訳)
音楽や性行為、文学や芸術、それは今やすべて、楽しみの源ではなくて苦痛の源にされてしまってるんだね
(アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』3・4、乾 信一郎訳)
選択のできない人間というものは、人間であることをやめた人だよ
(アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』3・4、乾 信一郎訳)
ほかに選択の余地がないにもかかわらず、それがあるかのように行動して、
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