空っぽ/多賀良ヒカル
 

詩が一編誕生した
細胞が一つ削れた

喜びが一つ生まれ
創作の苦しみが一つ増えた

頭は空っぽになったけど
胸の内には喜びが生まれた

プラス・マイナスで
ゼロとなり

空っぽになっちゃった
ぼくの心うち

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