さようならの朝/ひだかたけし
 
目覚める 朝に
内から外へ
巨大な陽の昇る

銀のジャングルジム、
登り棒をするする上へ
雲梯の二段飛ばし

遡る記憶の奔流 頂きへ、
沢登りの源頭へ 忘却の壁突き破り

朝に また覚醒める
巨大な陽に照らし出され
私は。何処に行っていたのだろう
何処からか 私はまた戻って来たと 、

日々深まるこの意識の残響

もう絶えることなき怒りの払拭へと。 

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