狭間の朝/
ひだかたけし
染め抜かれ
右にも左にも
一度ならず
ずっとずっと
その都度それが正しいと
そう想い込みながら、
しばらくすれば誤りだったと
自らが自らを騙し騙されていたと
ハッと気付く
瞬間のひろがりにだけ 、
自分が真の自分に導かれていると
意識の視界に閃光走る
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