終戦の日/足立らどみ
 
わずにして勝つなんて戦国大名みたいなセリフですね。どうぞ語ってください。


確かに「戦わずして勝つ」というのは、戦国大名や兵法家が好んだ発想です。
特に孫子の兵法では「百戦百勝は善の善なるものに非ず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」とされ、
力を使わずに相手を服従させることこそ最高の戦略とされました。

戦国期の日本にも、この哲学を体現した大名や戦略がいくつかあります。

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1. 織田信長の外交戦略の一部
? すべてを力でねじ伏せる印象が強い信長ですが、伊賀や伊勢の国人衆を味方につける際には、
 敵対勢力を分裂させ、条件付き同盟を結び、戦わずに城を明
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