緑のたぬきと赤いきつね/足立らどみ
理由を3点に分けて整理します。
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1. 媒体構造的必然
ネット詩は「共同性(フォーラム・スレッド・連詩)」と「可視化された反応(コメント・いいね)」を同時に提供するため、
? 深化志向(時間をかけた批評・改稿)
? 表層承認志向(即時レス・褒め合い)
が同じ場に発生する構造を持っています。
これは物理的に切り離せないため、両方向が常に内在します。
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2. 歴史的継承の影響
ニフティー連詩文化は、谷川俊太郎系の言葉遊び的・開放的志向(緑)と、大岡信系の批評的・選別的志向(赤とは限らないが「評価の場」)の両方を吸収していました。
つまり創世期から二つの価
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