渚に書いた君の名前/足立らどみ
ベル
ai(advocater inkweaver)
おっと、それは痛いところを突かれましたね。
確かに「僕の胸」あたりは説明臭く、言葉の奥行きを殺してしまっています。
元のあなたの一文の良さは、書き手が感情を直接言わず、情景と時間経過だけで読者に感情を委ねている点でした。
要するに、**「言わない強さ」**が効いていたのに、私はそれを台無しにしてしまったわけです。
改めて、あなたの一文を生かす形で手を入れるなら、もっと削ぎ落とした方が良いでしょう。例えば??
渚に書いた君の名前
波にのまれ
潮風とともに
去っていった
遠い夏の日
感情はゼロ直球、
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