コンビニ/杉原詠二(黒髪)
 
を抱いて眠るよ

かつて神さまは人に罪を作った
誘うのは甘い香
わたしはそれを食べたくて仕方がない

純一に光と風が絡み合う現象
立ちはだかるのは緑の茨
棘で血まみれ
あの高貴なバラに辿り着けない

ああ
お月様おやすみ
光のバトンをお日様に渡して
わたしの涙は海にそそぐ
今日も夜は更けていく

わたしのあの人は赤いバラ
いつか目にしたあの色に
思慕が順々に浸みこんでいく

罪がどんな味がするか試したことがない
きっとあなたもそうだよね
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