って/sonano
う場所で
風が頬を撫でて
それが慰めのようで
恥ずかしくも楽になって
ランナーが目の前を通り過ぎて
通りすがるだけで終わりにしたくない人がいて
逆に終わりにしたい人がいて
そんな中で
落ち込んでは喜んで
あまりにどす黒い過去を背負って
それら全部ひっくるめて
それでいいとは言いきれなくて
川の中に入って
このまま僕にある問題を全部流していって
くれはしなくて
でも少しだけまた楽になって
即効性がなくても
確かに効果があるものがあるんだって
なんて思う内に日は暮れて
そんな思案で
今日進んだって
思いたいんだって
それで
やっぱり信じさせてくれって
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