問わず語り(2)/降墨睨白島(furusumi geihakutou)
イチローのバッティングフォームやタイミングの取り方は真似できても(ニッチローみたいに)実際のイチローのような不滅の記録は残せない。不滅(おそらく)であるとすると、イチローそのものが詩であるともいえる。文字じゃないけど。とすれば、イチローの言葉を活字にしたものは詩みたいなもの。野茂も。あまりしゃべらないけど。
その際、たとえばイチローが野球人の魂と言ってるのを自分自身で活字化したとき、野球人のタマシイとか野球人のたましひとかとしたとする。カタカナはおかしいし、軽薄な感じがるする(イチローもそういえばカタカナだけど)。思うのは自由であるし、感想としてはそれでいい。逆にイチローが自らの感性でタ
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