メモ/はるな
それでもまだ罰が必要だと思っている。動けない、歩けない過去の手足のために、どれだけ細い鞭を振えばいいだろう。開いた目に映らない現実・事実の流れていく速度に。
意味・明日や、ままならない思考の取り出し口、【アームを固定してください】、気狂い運転、カビた矜持、海をこえる痙攣。わたしの腕に罰を与えてください。しかしそれは、誰にも言うことができません。
なので、あの雲のうすべったく空と混じるあたりに夢をぶら下げて、仕事へ出かけます。散文詩は禁止、と書かれています。これが詩でなければいいのだけど…、でも、詩でありますように。と祈ってもいる、その通りです。その通りです。何時間もかけて夢を思い出します。文章
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