I’m Nothing2/ひだかたけし
肉の死滅迄の下降線を辿っていくと
交通渋滞の苛立ちも止まってしまい
ただ私と云う不協和音醸し出す
内なる怒りこの時代の怒りと同期し
落ちていきながら窒息していきながら
確実に上昇曲線を描く想い I’m Nothing
投身したあの時からこの瞬間の到来するから
過去の永遠に遡行し続ける
未来の永遠に伸び続ける
二つの時の矢
この瞬間刹那
与えられ出逢う
この意識と云う舞台で
冷え切る手術台に昇りいく太陽
必死に差し出した手を密やかに握る手
比類無き熱と輝きと柔らかさ醸し出し
愛も美も真実も其処に在るが故
私と云う不協和音を新たな協和音へと調和させ
肉の死滅迄の下降線を辿りいけば
確実に上昇曲線描く I’m Nothing
無から蘇らせる私の内なるモノに只々身を委ね日々努め
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