自分自身を持っている/こしごえ
一瞬
影のさした殺意に
光をあてて解いた
こころに謝り
手を合わせる
まわりはどうあれ
時は過ぎてゆく
全てが静止するまで
叫ぶ雲。
出来ていないからあえて言うけれど
「足るを知る」必要以上に求めない
今ある物事で満足をする
ということを時々思うのです
今あるご縁が大切
雷雨は止んだ
晴れ一時雷雨
殺してはいけません
そう
殺さなくても
その人も私も
いずれどの道肉体は
死ぬことになるのだから
そんなことよりも
青空は美しい
空が青いってすごい
雲は風に乗って去っていった
ぽっかりぽっかり
すこし雲が残っていてかわいらしい
傷あとは残るが
いえるこころを待つ
生きてるんだもん
※ 初出 2025.07.11 日本WEB詩人会
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