どこまでも生きる/
秋葉竹
なものを私は好きとは限らないし
君が嫌いなものを私は嫌いとは限らない
そんな関係で全然いいと想う
だってほら
君の髪がそよ風に揺れるのをみるだけで
私は「好き」と想えるのだから
君の秘密は君のもののまま
私の秘密は私のもののまま
そうしてそういう時を
ふたりは永遠に歩きつづけるのだろう
この朝のバス停でのような永遠を
おわらない永遠を
どこまでも生きつづけるのだろう
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