公園での詩/多賀良ヒカル
 
詩人は今日も
散策を楽しむ

ヨチヨチ歩きの
赤児をみては
微笑む
君に幸多かれと

所狭しと
走り回り子どもたち
元気が走り抜ける
明日の未来へ

ベンチで二人並ぶ
お似合いのカップル
アツアツでベンチが焦げそう
いつまでもお幸せに

腰の少し曲がった
老夫婦が歩く
お疲れ様と
労いの気持ち

公園は人生の縮図
それぞれの人生
それぞれの時間
それぞれが味わう


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