ゼロ地点/
ひだかたけし
オママゴトもうやめて
シャチ肉林も飽き飽き
只、眼前の現の遠く
とほのきいきて
光の抜き足差し足 、
扉の向こうへ
移動していく感触
だけ確かに
視界の端々閃光走り 、、
想わず出窓開けたら 真正面
満ちゆく月の
ふっくら薄紅に笑ってら
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